組み立て工とは図面に従って切断・穴あけ・焼き曲げ・切り曲げ・溶接加工をおこなう、まさに鉄を知り尽くした作業員のことを呼び、溶接する金属や部位の形状によって様々な方法・技術を必要とする溶接の技能に特化した溶接工という作業員もいます。
巨大構造物の建造にあたり、それぞれの職人たちの技能を活かしてチームワークを欠くことなく作業をおこなうことは絶対条件ですが、組み立て工・溶接工ともに個々の技能・経験によって全体の品質や作業効率に差が出る、まさに職人の世界です。

船体は外装から機関部の配管までいくつものブロックに分けられて建造されていきます。
設計図をもとに、鋼板の切断・組み立てに必要な線を引くマーキンから作業は始まり、鋼板を切る・曲げる・溶接するなどの加工をしてパーツを作り上げていきます。

3点ハッカーやマッグチャックなどの機械も有効活用し、鋼板の配置に工夫を凝らして効率化を図りながら作業を進めます。近年では造船所内だけでなく、自社工場である第一工場でのパーツ製作も可能になり、仕事の幅を広げています。
部品によっては±3mmまでの精度が要求されるものがあります。精度保持のために歪みを取る作業(左写真)も細心の注意を払って慎重におこないます。

製作した複数のパーツをクレーンで移動させ、組み合わせて溶接し、一段階大きなブロックにします。クレーンでの移動と溶接とを繰り返し1隻の船の形を作り上げていきます。
大がかりな作業になるにつれ、作業の段取りとチームワークはますます欠かせないものになっていきます。全員が安全に作業を完了できるように日々協力して作業に邁進しています。そして常に個々の作業員のスキルアップを図り、安全でムダのない作業効率と徹底した品質管理とを実現させ、工期の大幅短縮を目指しています。

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